半年以上決まらなかった複数の部屋が、家賃をアップしたのに、満室になった!
2021年10月17日
根幹に本質的な問題のある物件は、
1度空室を埋めたとしてもまた空室を繰り返す。
いずれ別のトラブルも発生するようになる。
なぜなら、大家業の大半のトラブルや問題の根幹は
地下で繋がっているから。
地下で繋がっているから。
友人の物件は全4室中、2室の空室。50%の空室が半年間ですからそりゃ死活問題です。
友人は、
「またいつ1室空いてもおかしくない...。」
と空室に怯えてノイローゼ状態でした。
不動産屋さんへの恨みつらみが会話からこぼれます。
詳しく話を聞くと、値下げをして奇跡的に満室になっても、またすぐにどこかの1室が空室になって、満室状況を維持したことが殆どない上に、
ここ最近は数年間、もともとの設定金額で契約が決まったことがただの一度もないという悲壮感漂う内容でした。
当時私はまだ、リノベ再販の不動産会社で専任の宅建士として所属しており、都内だけでなく、埼玉県や千葉県のバス便の物件なども取り扱って、再販のためのリノベーション工事~満室化工程、その後の管理(正確には物件と管理会社の管理)、再販に至るまでの一連の業務に携わっていました。
私は、通常業務として会社で行っていた内容の中でも、
個人大家さんの予算でも出来ることに絞って、友人にアドバイスとして伝え、友人はそれを自分の予算の範囲内で体も動かし、着実に実行しました。
そして、前回不動産屋さんに減額されてしまった家賃を当初の依頼していた設定金額に戻しただけでなく、少しだけ値上げをして依頼するように伝えました。
私としては半年決まっていない物件であると聞いていたので、決まるまでにやっぱり若干の時間がかかる可能性も考え、3段階程度の作戦を考えていたのですけれども(笑)、
これは少しラッキーだったとも思いますが、友人の物件の場合は最初のステップでなんと2週間で最初の申し込みが入りました。そして間もなく残りの物件も1ヶ月以内に申し込みとなり、久しぶりの満室運営の歓喜がわきました。
「やっぱり、今回も物件自体の問題ではなかった。」私が思ったのはそんなことでした。
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